シュタイナー幼稚園は、まだ数少ないですが日本にもあります。
シュタイナー幼稚園のはじまりは、シュタイナーの死後、
E.M. グルネリウスが幼児教育の重要性を説いたことにあります。
1920年6月に行われたシュタイナー学校の教員会議で、
グルネリウスは次のように発言しています。
「ほんとうは、幼稚園の頃から子どもを預かることができるとよいのです。
子どもたちを受け持つ時間が長ければ長いほどよいのです。
就学以前の子どもたちを受け入れることができるはずです。(中略)
幼い子どもたちの教育の方が重要なのです」
それから、約90年経った今、日本でも、
2009年から、シュタイナー幼児教育協会が、教員養成教育講座を行うなど、
シュタイナー幼児教育の普及に努めています。
シュタイナー幼稚園に行くと、まず驚くのが、
優しくて人なつっこい子が多く、お互いもとっても仲が良いことです。
無駄な大声を出したり、乱暴な雰囲気がまるで無く、
闘いごっこも、からかったり、悪ふざけをする子もいません。
集まりの時には、先生のお話に、全員が集中して耳を傾けたり、
自由に遊ぶ時間には、みごとなまでに真剣に遊びの世界に入り込むのです。
だからって、シーンと黙りこくって遊んでいるのでは決してありません。
イスやついたてや、紐や、いろんなものを使って、
あっちこっち動き回りながら、本当に楽しそうに遊んでいるのです。
そして、お片づけの時間になると、
先生が数人の子のそばへ行き「そろそろお片づけしてもいいかな」と囁いただけで
どんどん自主的に片付け出します。
先生があれこれ指示したり、見張っていたりしなくても、
子どもたちの中には”リズム”が出来上がっているのです。
このように、シュタイナー幼稚園では、
先生も子供もゆとりを持って過ごすことが出来ます。