ルドルフ・シュタイナーは、教育者である以前に、
哲学者でもあり、思想家でした。
1861年、オーストリアに生まれ、
子どものころから哲学と文学に興味を持っていましたが、
工科大学に進み、自然科学を専攻します。
20代の頃から、作家・思想家のゲーテに強い影響を受けて、
書物を出版したり、ゲーテの研究に没頭しました。
その後しばらく、神智学協会で活動していましたが、
幹部との方向性の違いにより脱会し、
自分の力でアントロポゾフィー協会(人智学協会)を設立します。
これが、世界的にもよく知られるアントポゾフィー(人智学)という思想で、
この思想から生まれたのが、 「シュタイナー教育」です。
シュタイナー自身が提唱したこの教育思想は、
ドイツでは一般にヴァルドルフ教育学と呼ばれています。
生前、ルドルフ・シュタイナーは、人智学という独自の世界観に基づいて
ヨーロッパ各地で、なんと6千回にもわたる講義を行い、多くの人々に影響を与えました。
教育、芸術、医学、農業、建築など、多方面において、
ルドルフ・シュタイナーの語った内容は、
弟子や賛同者たちによってさまざまに展開され、実践されてきました。
中でも教育の分野において、ヴァルドルフ学校(シュタイナー学校)が
世界的にも注目されて、日本でも、世界のヴァルドルフ学校の教員養成で学んだ者を中心にして、彼の教育思想を広める活動を行っています。